【男性育休は1年取得すべきか?】1年取ったパパの本音【お金・職場・子育て】

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「育休を取りたいけど、収入も職場も不安……」

そんなふうに迷っていませんか?

僕も最初は、育休を2ヶ月だけ取るつもりでした。2人目が生まれて、妻が1人で3歳の娘と赤ちゃんを見るのは厳しい。生活が落ち着くまでの2ヶ月だけ。そう考えて、会社に申請しました。

でも、2ヶ月が終わるころに考えが変わりました。

「ママ1人で子ども2人の面倒を見るのは、厳しいんじゃないか」と。

育休は、最初は数か月間だけ申請してあとから期間を1年に延ばすことが可能です。そもそも、育休を取得すべきか迷っている方は、数か月間だけ申請する選択肢もあります。

※ただし、延長の際、会社に延長申請しないといけないため少々手間です。

結局、僕は育休を1年に延ばしました。

この記事では、男性として育休を1年取った僕の本音を、お金・職場・子育て・夫婦関係のリアルも含めて書いていきます。育休を取るか、どれぐらいの期間取得すべきかの参考にしてみてください。

目次

1年育休を取って、妻を支えられた(たぶん・・・)

育休を何ヶ月取るべきかは、家庭や職場によって違います。正解は一つではありません。

僕の場合、2ヶ月の予定が結果的に1年になりました。そのぶん、妻の負担を少しは減らせたと思います。

1年家にいてわかったのは、新生児と3歳児を1人で見るのは、想像以上に厳しいということです。

2人の安全を守るだけで手一杯になり、子どもの教育までは手が回りません。

実際、育休中には小さなトラブルがいくつもありました。

  • 上の子がおもらしをしたときは、責めずに「大丈夫だよ」と声をかける
  • 階段から落ちたときは、すぐに駆けつけてケガを確認し、かすり傷だったので、手当てだけで済んだ
  • 1人で外に出てしまったときはすぐに駆けつけ、「危ないから1人で出ちゃダメだよ」と注意して終われた

どれも、僕が家にいたから大事にならずに済んだことです。

これが赤ちゃんの授乳中や寝かしつけの最中だったら、赤ちゃんを抱えたまま上の子のもとへ駆けつけるのは、ママ1人では難しかったはずです。

3歳の娘は、まだ1人で遊べる年齢ではありません。僕がいなければ、テレビをつけっぱなしにして過ごす時間が増えていたと思います。

育休のおかげで、絵本を読んだり、おままごとをしたりする時間を毎日つくれました。

父親の育休は、妻の手を空けるためだけのものではありません。上の子が「パパと過ごす時間」を持てる。1年家にいて、そこに意味があるとわかりました。

育休1年で収入はどうなる?給付金と手取りのリアル

育休を1年に延ばすか迷ったとき、一番の不安はお金でした。

育休中は育児休業給付金が出ますが、僕が育休を取得した際は、最初の半年は収入の67%、残りの半年は50%でした。

2025年4月から育休中の給付金の制度が変わり、条件を満たせば、一定期間は手取りが休業前とほぼ同じ水準(いわゆる「手取り10割」)になりました。ただし、手取り10割になるのは最大28日間だけで、夫婦それぞれの育休の取り方などにも条件があります。制度の詳しい内容や条件は、こちらの記事でわかりやすくまとめられています。

育休中の給付金が手取り10割とは?期間や支給要件、申請方法など網羅的に解説|マネーフォワード クラウド

ただ、給付金は非課税で、社会保険料も免除されます。手取りで比べると、前半は約8割、後半は約6割の水準になるようです。

それでも僕は、収入のことはいったん脇に置いて、1年取ると決めました。最初の2ヶ月で、家の中がどれだけ大変かはわかっていたからです。

それに、損得を考える前に、父親として子育てを一度ちゃんとやってみたかった。育ててみないと見えないことがある、と思ったからです。

意外だった、育休のお金のメリット(幼稚園と住民税)

収入が減るのを覚悟して取った育休。ところが育休が明けた翌年、思わぬ形でお金の負担が軽くなりました。

育休中、妻は専業主婦で、僕の収入は税金のかからない給付金だけでした。その結果、次の2つのメリットがありました。

  • 幼稚園にかかるお金が安くなった
    細かい内訳までは覚えていないのですが、娘の幼稚園にかかるお金が安くなりました。幼稚園の給食費のうちおかず代(副食費)などは、世帯の住民税の額によって免除されることがあります。
  • 翌年度の住民税がかからなかった
    住民税は、前の年の収入で決まります。育児休業給付金は住民税を決めるときの収入に含まれないため、翌年度は住民税がかからない世帯になりました。1つ目の幼稚園のお金が安くなったのも、この住民税の額で判定されるからです。

育休中は収入が減りますが、社会保険料が免除され、給付金にも税金がかからないため、手取りは思っているほど減りません。

ここは、育休を迷っているパパ・ママにぜひ知っておいてほしいところです!

育休を取るときの同僚の気持ち →「業務引き継ぎを完璧に終わらせてから」

育休を取ると伝えたとき、職場の同僚からは僕が抜けたら「大変になるなぁ・・・」という声がありました。とはいえ、育休は法律で認められた制度です。同僚も、それ以上は言えなかったと思います。

でも、本音はおそらく、

「育休取るなら、引き継ぎをしっかりやって、完全な状態にしてから入ってほしい」

だと思います。

自分が抜ければ、そのぶん誰かの負担が増える。これが、育休を取りたくても取れないお父さんたちが感じている、一番リアルな壁だと思います。

ただ、これは自分1人でどうにかできる問題ではありません。僕は事前に上司に相談し、了承をもらってから育休に入りました。

大企業、中小企業、ホワイト企業、ブラック企業、働く環境は人によって異なるかもしれませんが、

  • 早め(最低でも1か月以上前)に上司に相談すること
  • できる限り業務に影響が出ない状態にしてから入ること

育休を取る側にできることは、この2つに尽きると思います。

育休中に一番大変だったのは、赤ちゃんより上の子

意外だったのは、手がかかるのが赤ちゃんではなかったことです。赤ちゃんは寝ているか、お腹がすいて泣くか、夜に泣くか。まだ動けないので、危ないことはしません。

大変だったのは、当時3歳の長女です。

赤ちゃん返りで、生まれたばかりの赤ちゃんに嫌がらせをする。「やめなさい」と言っても聞かない。そこにイヤイヤ期も重なりました。

親として気をつけたのは、上の子に孤独を感じさせないこと。「自分も大切にされている」と思えるようにすることです。

これを妻1人でこなすのは難しかったと思います。

僕が長女を公園や屋内の遊具施設に連れ出し、その間に妻が赤ちゃんに向き合う。この分担ができたのは、2人とも家にいたからです。

パパの育休は、赤ちゃんのためだけでなく、上の子のためにもある。これが1年間で得た一番の気づきです。

絵本の読み聞かせで、僕も子どもも変わった

僕自身は、子どもの頃に絵本を読んでもらう習慣がありませんでした。

父親になって初めての読み聞かせは、つっかえてばかり。うまく読めない自分に、娘への申し訳なさを感じたほどです。

それでも娘は絵を見ながら話を追い、夢中になって聞いてくれます。

毎日続けるうちに、少しずつスムーズに読めるようになりました。読めるようになると、ほかの絵本も読みたくなる。はっきりした声でわかりやすく読む力も、この積み重ねで身についたものです。

音読がスムーズになると、文字を追うことに頭を使わずに済み、そのぶん内容の理解に集中できると言われているようです。

絵本には、何十年も読み継がれているロングセラーが多くあります。妻が子どもの頃に読んでいた絵本を、いま僕が娘に読んでいる。絵本は、世代をつなぐ道具でもあります。

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育休中は夫婦喧嘩が増えるかも。大事なのは距離感

いいことばかりではありません。正直に書くと、育休中は妻と喧嘩もしました……

一緒にいる時間が長いほど、ぶつかる回数も増えます。仕事に行っていれば顔を合わせる時間が短いので、喧嘩も起きにくい。育休を取って、初めてそれに気づきました。

夫婦には、話し合わなければいけないことが必ずあります。でもそれと同じくらい、適切な距離感で接することが大切だと思います。

育休中におすすめしたいのが、家族全員でずっと一緒にいるのではなく、「パパと上の子」「ママと下の子」のように、2対2に分かれて過ごす時間を増やすことです。

まとめ:何ヶ月取るかは、家族の状況で決めればいい

育休を何ヶ月取るかに、正解はありません。

収入は下がります。
職場に負担もかけます。
夫婦喧嘩も増えるかもしれません。

それでも1年取ったことで、妻の負担を減らし、子どもと向き合う時間を持てました。(やはりなにより、3歳の長女のためになりました!)

この判断は間違っていなかったと思っています。

働いていると、平日に子どもと過ごせる時間はほとんどありません。ある調査では、仕事がある日の父親の育児時間は1日1時間ほどのようです。育休は、その時間をまとめて確保できる数少ない機会です。

仕事は生活の一部であり、会社で働くことだけが仕事ではありません。育児も、立派な仕事の一つです。

迷っているなら、まずは2ヶ月でもかまいません。取ってみて、足りなければ延ばす。僕のような取り方もあります。

この記事が、育休を考えるときの判断材料になれば幸いです。

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